別当出合〜甚ノ助ヒュッテ〜御前峰往復 のんびり白山 避難小屋泊 別当出合の登山口までの道路は、以前は5月連休に開通していたこともあったが、最近はほとんど5月中旬にならないと開通しないので、それに合わせて計画。今年はちょうど18日に開通したので予定どおり19日の朝から出発しました。白山山系には山を始めたころに行った最初の春山合宿以来10回くらいは行っているが、最近はひさしぶり。前回1987年に山スキーで行った時の報告は、「登山時報」(全国労山の機関誌)のクロニクルに載せてもらったのだけれど、震災の時にどこかになくしてしまった。 朝7時半にJR西宮で集合して宮崎さんの車で出発。12時前には白峰に着いたので昼食にそばなどを食べて、1時に市ノ瀬で金沢の末広さんと合流。車1台に乗りかえて別当出合へ。登山口で荷物をおろして、少し戻った駐車スペースに駐車。市ノ瀬から先が開通していない間は自転車を利用する登山者が多いようだが、つづら折れの急坂が続いていて自転車で登るのも大変そうだ。 準備をして2時過ぎに出発。連休頃には別当出合付近まで雪があったそうだが、中飯場まではもうまったく雪なし。末広さんは食糧や調理器具を一人で持ってくれてかなり重そう 。中飯場から少し夏道を登ると残雪がでてきたが、ひどいブッシュで藪こぎになる。ザックにつけたスキーが枝にひっかかって歩きにくい。別当覗きの標識あたりからは雪もふえてずっと雪の上を歩けるようになる。登るにしたがって曇ってきて視界も悪くなってきたが、トレースをたどって行くと5時前にひょっこり甚ノ助ヒュッテに到着。手前にテントが一張りあるが、小屋には誰もいない。 甚ノ助ヒュッテはもっと大きくてりっぱだと思っていたのだが、記憶はあまりあてにならない。定員15人といったところ。半分雪に埋まっていて、窓には板が打ち付けてあって薄暗い。それでも今回は他のパーティーはいなくて4人だけなので十分快適。さっそく板の間で夕食の準備。最初は末広さんがフライパンをだして、ピーマンとソーセージのソテーを作ってくれてビールで乾杯。夕食は生野菜から煮込んだ手作りカレーをいただきました。
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御前峰から見た別山 |
下りは南竜方面のコースは途中雪が切れていて、室堂から少し登り返さないといけないようなので、結局登りと同じ黒ボコ岩経由で滑る。黒ボコ岩まではいい雪質の大斜面で快適な滑降。ボードの宮崎さんは早い。黒ボコ岩下の急斜面も短いが快適。後はしばらくトラバースが続くが甚ノ助ヒュッテの上の斜面もちょっと楽しい。このあたりは日帰りで登って来ている人でいっぱいだ。 甚ノ助ヒュッテでパッキングをして、ここからは重荷を背負っての滑り。下るにしたがってブッシュがひどくなるが、雪のあるかぎり滑って、うまく夏道を見つけられたので下りは藪こぎをしないですみました。スキーをザックにつけて夏道を20分ほどで中飯場着。先にブッシュを藪こぎで突破していった宮崎さんはかなり早く着いたようで待ちくたびれていました。別当出合まではまたスキーを枝にひっかけながらの歩き。下ではもう夏のような陽気で、白峰の温泉に入って帰りました。(記録 松原) |
CL. 松原 SL. 末広 メンバー 片桐、宮崎 19日 14:05 別当出合を出発 14:50〜15:00 中飯場 16:55 甚ノ助ヒュッテ着 20日 6:30 甚ノ助ヒュッテ発 8:00〜8:10 黒ボコ岩 9:10〜20 スキーをデポ 9:40〜10:10 御前峰山頂 10:20〜10:35 シールをはずして滑降開始 10:50〜11:00 黒ボコ岩 11:20〜12:00 甚ノ助ヒュッテ 12:30〜40 スキーをザックに着ける 13:00〜10 中飯場 13:50 別当出合着 |
御前峰から見た大汝峰と翠ヶ池 |
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