とれいる   −編集後記−

 これまでは6月のシーズン最後の全体集会で配れるように発行してきましたが、だんだん遅くなって夏休みを利用してなんとか発行することができました。前回の印刷に間に合わなかった山スキー報告も掲載したので内容もちょっと古くなってしまいました。また、オフシーズンの報告のサイクリング等については紙面や時間の都合でほとんど掲載することができませんでしたがお許し下さい。沢登りの事故についても何もふれることができていませんが、これは別にまとめた物を発行したい希望を持っています。
 今シーズンは2月までは記録的な暖冬・雪不足で計画変更になった行事も多かったのですが、3月以降は一転して雪が降り高い山では遅くまで残雪の残る変則的なシーズンになりました。阿野さんの存在がとても大きかっただけに、これまでのような山スキーが行えるか不安もあったのですが、新しいリーダーや山域での山スキーも計画されそれなりに活発な行事を行うことができました。ただ、行事毎にメンバーが固定する傾向はすすんでおり、多くの会員が交流できるような機会をなかなか計画できなかったのは今後の課題です。個人的には風邪をひいて氷ノ山交流会やGWの白馬岳をキャンセルしたり、雪不足や悪天候で中止になったり、仕事が忙しかったりで結局9回滑走日数17日と久しぶりに20日以下になりました。最強のパートナーの不在でややテンションが下がった面もあります。
 どんぐりも掲載してもらった「岳人」3月号の特集、山スキー2007ツアー編+バックカントリーへの誘いの山スキーの入口(4)「山岳会に入る」では、山岳会に所属するメリットとして、基礎から系統立てて学べる点、蓄積された過去の情報、いざというときの救助の体制、そしてなんといっても一緒に山スキーに行ってくれる仲間がいるのが最大の理由としてあげられています。どんぐりもそんな会でありたいものです。   (松原)


P.S. 阿野さんの事故について報告書や追悼集を作りたいと言っていましたが、山行リーダーだった内田さんが「もうこれ以上の報告書は作れない。」と作成を拒否されたため、それ以上進めることができませんでした。直前のコース変更や不適切な確保方法等、疑問点はいっぱいですがリーダーの協力が得られなくて挫折しています。力不足で申し訳ありません


裏表紙の写真
オートルート最終 槍ヶ岳山頂から見た穂高岳方面
  2006年5月4日(撮影 佐土原さん)

  
御岳ロープウェイスキー場から御岳 剣ヶ峰山頂で
2007年4月29日(撮影 松原)

山スキークラブMSCどんぐり
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