大山南面 キリン沢、振子沢           2006年3月11日(土)

 メンバー 和佐、丸尾、花井、松原

 3/11 妙高・火打の代わりに日帰り企画した大山南面からのアプローチをしましたので簡単に報告します。このコース内田さんのお薦めコースだけあって関西では珍しいツアー的要素満載のいいコースでしたが、暖かい気候で雪質が滑降には重すぎる状態でした。

 3/11AM1:00に明石SAを出発し、大山南面にある奥大山スキー場に到着が3:00過ぎ。多少寝過ごして、出発が7:30。スキー場駐車場から奥は冬季閉鎖の林道で除雪は終了しているが車は入れないため、鍵掛峠手前カーブの登山口まで林道を30分ほど歩く。
 そこからシールでほぼ水平な平原を歩き始め(8:00)、文殊峠経由でキリン峠まで登り上げる(9:00すぎ)。キリン沢は内田さん好みの急斜面で下の方が見えない。急斜面の下はノドになっていてデブリで覆われている。全般に雪が滑降には向いておらず、斜滑降と横滑りで何とかごまかす。気を抜くと足を取られて転倒続出。
 地獄谷本谷を振り子沢出会まではそこそこ滑れて再度シール登行開始(10:00)。振り子沢は両側、山が迫って規模は小さいがまさに澄川と同じような雰囲気。稜線までシールで登り上げる。(12:00前) 
 稜線では、快晴の中、大山の縦走路を登掌しているクライマーが大勢見える。振り子沢上部はやや難しかったが途中からは雪もゆるみ、何とか滑降ができ、本谷出会いまで順調に滑降。烏越峠までの登り返しで三度シールを付ける。
 峠からの滑降が本日最も快調な滑りでいい粗目雪であった。その後トラバース気味に平原を滑走し、林道歩きを嫌って、左よりの谷を進むと、途中から谷が割れて渡渉を2回しなければならなかった。おかげで奥大山スキー場ゲレンデに出て、駐車場まで滑り降りることができた(14:30)。
 実に様々な要素が満載のスキーツアーコースであった。 (和佐)

大山槍ヶ峰とキリン峠
槍ヶ峰とキリン峠のキリン沢へのエントリーポイント

大山キリン沢へ滑降開始
キリン沢への滑り出しはかなりの急斜面
キリン沢ののどを通過 撮影 丸尾信
キリン沢ののどを通過

大山振子沢をシール登行
振子沢をシール登行
大山振子沢
振子沢をつめて象ヶ鼻付近の稜線へ

大山剣ヶ峰と弥山 撮影松原修一
稜線の縦走路から見た剣ヶ峰と弥山
アンザイレンして縦走する登山者が見えました。


振子沢へ滑降開始 スキーヤーは丸尾さん
振子沢へ滑降開始

奥大山スキー場手前で渡渉
奥大山スキー場手前で渡渉





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