北アルプス 抜戸岳 2813M     4月9日夜〜10日(土)   

長大な谷から広大な斜面
                                佐土原 知子

 新穂高から穴毛谷に向かう途中、川を渡ります。かなり増水することも考えられ、ドンクサイ私は両足とも水浸しになりました。かなり冷たい。特にテレマークは浸水しやすいと思います。次はワンデースキーと言え、予備の靴下とスパッツがあれば良いかと思います。

 堰堤を越えてから穴毛谷末端の斜面が広がりここからシール登行が始まります。スキー歴5年の私にとって考えられないほどの長い登りとなる。杓子平あたりまでは元気に行ったが、それから先は十歩あるいては深呼吸の繰り返しで、頂上まであと百メートルの所で大休憩。
 既に阿野さんと花井さんは抜戸の頂上におられた。残り百メートルの急斜面で和佐さんはアイゼンに履き替えて行く。私もその後をスキー登行したが後一歩の50メートルのところでずれ落ちてしまい、アイゼンに履き替えてまた登り返す。頂上に着いたのは12時50分。

 さて、雪質の方は極上の雪で気分良く滑走することが出来た。テレマーク・ターンもきまり最高でした。まるでヨーロッパ・アルプスに来たような素晴らしい景色と天気、そして仲間に感謝!

 終盤のブロック雪崩跡の滑走はかなり四苦八苦する。土産にふきのとうを採って、帰りは平湯で汗を流して、みな満足げに帰りました。

  あぁいい斜面だったなぁー でも長かったなぁー

    参加者  CL.宮崎、 阿野、和佐、花井、佐土原、内田



  穴毛谷は雪崩危険地帯ですので天候雪質等に十分注意して行動して下さい。

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