剱岳周遊 大窓ツアー 2003年4月27〜28日
山域・山名 剣岳周遊 別山沢、小黒部谷、大窓
メンバー 宮崎、和佐 (どんぐり例会)
記録・コースタイム
27日 室堂バスターミナル7:30〜雷鳥平8:00〜剣御前9:30〜別山〜剣沢〜二股手前〜剣山荘15:00(泊)、快晴
28日 剣山荘7:00〜二股7:30〜池の平小屋9:15〜小黒部谷〜大窓13:00〜馬場島16:00 、快晴 (コースタイム不正確)
感想・意見
GWでは立山駅は4時前なのに開いていてチケットの列に並び、一番ケーブルに乗れ室堂ターミナルには7時過ぎには着いた。但しこれで寝不足になる。
まずは剣御前小屋の県警に報告する。別山沢に行く、上部は少し縦溝気味で少し固い、程なく岩に挟まれたノドが45度、そこを過ぎれば斜度は緩むみ重雪になり快調に飛ばす。昨日までの雨で川が深く割れているので二股まで偵察して剣山荘に帰る。僕は寝不足でバテバテで、宿に着くなりバタンキュウでテラスで気持良く昼寝をする。
翌日はアイスバーンの剣沢を和佐さんが快調に滑って行くが、僕は足が張るだけで辛い。かろうじて在ったスノーブリッジを渡り二股からは八ッ峰や池の平山を見ながら順調に登る。池の平小屋は5mの雪壁なっており左からシールで上がる。小黒部谷はほどほど斜面だが、下部はデブリが多かった。大窓雪渓はデブリだらけで、大きなブロックがまだ残り乗り越すのは難しそうである。右から雪庇の崩落もあり、左を詰めるが、小ルンゼを行くがクレバスが大きくやはり中央突破しかない、一番左は雪庇の下を通らねばならず、中央左は少しクラック見えるのでその間を行く。
上がって見ると中央全体が大きなクレバスが入っていてこの選択は間違ってなかった。やっと大窓を乗り越し仙人谷の上部は快適だが、1800mぐらいから石混じりのデブリになる。白萩川は何とか池の谷出合まで雪が繋がっていたが、その先両岸が狭まる所で、ついに右は先で激流の渡渉でダメ、左は流れが緩そうなので下りようとするが、よく見るととても深いくダメ、間一髪のところで引き返せた。少し戻って小尾根を高巻くが、ルートが悪く木に捕まりながら登る。反対側は雪が付いており最後の一滑り、2mルンゼを横滑りで取水口手前に出る。取水口の横の崖の雪も崩れそうで危なかっしい、林道に出てやっとトレースが出てくる。今年は雪が多く馬場島のキャンプ場までしっかり滑れた。念願の大窓ツアーの成功!センターから剣を見ながらの山菜のてんぷらが美味しかった。しかもカメラマン佐伯氏の好意で上市まで送ってもらう。ローカル線に揺られ立山駅に着いたときには暗くなっていた。一風呂浴びて富山まで出て“とろ一”の地魚で締めくくった。
問題点
このコースはやはり体力、特に雪庇を乗りこせる登攀技術が重要です、特にピッケルワークは重要です。もちろんコースが長いので天候の良し悪しも重要です。大窓コース自体の滑走はそれほど程厳しいものではないと感じました。
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